*

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第245Q 「奇跡は起きない」

公開日: : 最終更新日:2014/01/26 ストーリーダイジェスト

チームの両足

点差は17点差。
誠凛は有効な手を打てぬままジワジワと離されていくばかりだった。

誠凛の攻撃となり、日向にボールが渡る。

日向VS実渕。
実渕が日向のシュートタイミングを完全に捉えている。
日向はシュートが打てぬまま、インサイドの木吉にパスを出す。

kurokonobasuke-q245-2

木吉VS根武谷。
根武谷のパワーに対し、木吉も有効な攻め手が無く、シュートまで持っていくことが出来ない。

kurokonobasuke-q245-3

「一度戻せ木吉!立て直そう」

木吉のパスをアウトサイドで伊月が受け取る。

誠凛は有効な攻め手が無かった。

誠凛の選手一人一人の能力は決して低くない。
火神・黒子の一年コンビが目立つが、それだけで勝ち上がれるほど試合は甘くない。

黒子たちが思う存分活躍出来たのも、全ては二年生がいたからこそ。
全国クラスの実力をもった彼らがいたからこそ、ここまで勝ち抜いてきた。

そして、日向と木吉はアウトサイドとインサイドの要であった。
しかしこの二人がいま、完全に抑えられている。
これはチームの両足が折れるようなものであった。

力の差

ボールを受けた伊月は赤司を相手に必死のオフェンスを見せる。
しかし伊月は、力の差を感じていた。

kurokonobasuke-q245-4

『オレじゃ一矢むくいることすらできない・・・・!!ここまで差があるのかよ・・・!!』

kurokonobasuke-q245-5

伊月は福田にパスを出すが、疲れきった福田はパスをファンブルしてしまう。
福田の体力は降旗と同様に、すでに限界だった。

誠凛は福田に変えて同じ一年の河原を投入する。
しかし何か策があるわけではなかった。有効な手立ては無いのだ。

洛山高校は至って普通にバスケをしているだけで、特に何もしていない。
普通にバスケをしている相手に対し、特別な作戦は立てようがなかった。

kurokonobasuke-q245-6

葉山小太郎

洛山の攻撃へと変わり、葉山にボールがわたる。

葉山VS火神。
葉山は4本のドリブルで火神を抜こうとする。
しかし火神は葉山のコースを防ぎ、葉山を止めた。

しかしその直後、クロスオーバー(切り返し)した葉山に火神はあっさり抜かれ、葉山はシュートを決める。

kurokonobasuke-q245-7

爆音のドライブ「雷獣 葉山小太郎」
kurokonobasuke-q245-8

誠凛に攻撃が移り、火神がボールを受ける。
苦し紛れとも入れるミドルレンジからのジャンプシュートをねじ込み、点数を返す。

観客には誠凛が土俵際で粘っているように見える。

しかし。
単発でシュートが決まっても何も変わらない。
小兵が土俵際で頑張っても、結局は押し出されてしまうだけ。

その後も、洛山の攻撃に誠凛は為す術がない。

そして——

kurokonobasuke-q245-9

奇跡は起きない

赤司が黛に、目でパスを要求する。

黛は赤司の様子を見ながら思った。

『へぇ・・・珍しいな。テンション上がってんのか?いや・・・誇示か』

黛からのパスがゴールリングの手前に上がる。
そのボールめがけて赤司が飛ぶ。

kurokonobasuke-q245-10

誰もが驚いた。

空中でパスを受けた赤司は、黛からのボールをそのままリングに叩き込んだのだった。

kurokonobasuke-q245-11

赤司の身長は173センチ。普通ならダンクが出来るような身長ではない。
観客も、誠凛の選手も驚くしかない。

火神は信じられないという表情を浮かべていた。

「なん・・・・だと・・・・・・」

その言葉に赤司が冷静に反応する。

「お前ら大型選手の専売特許だとでも思ったか?こんなものやろうと思えばいつでもできる。」

観客席の紫原がつぶやく。

「奇跡を起こすためには黒ちんが必要とか言ってたじゃん。手遅れでしょ。もう。仮に復活出来たとしても開きすぎてる。スコアも。力も。奇跡は起きないし、起きても勝てない。」

kurokonobasuke-q245-12

kurokonobasuke-q245-13

関連記事

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第205Q 「わからないんです」

赤司が求めるプレイヤー 帝光中学バスケ部へと入部した黒子であったが、練習についていくのがやっとの日

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第233Q 「やばくねーか?」

開始早々いきなりゾーン全開の火神 開始早々、火神はゾーンに突入。 想定外の展開に、誠凛ベンチもざ

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第243Q 「私の勝ちね」

私の勝ちね 日向は焦っていた。 【天】と【地】2つのシュートだけでも厄介な上に、【虚空】という未

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第256Q 「これでも必死だよ」

手がかり 実渕の【天】のシュートに反応したものの、惜しくも止めることが出来なかった小金井。 会場

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第266Q 「誰だお前」

誰だお前 誠凛90-洛山92 残り5分。 ついに1ゴール差にまで追いついた誠凛。 たま

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第234Q 「待ったなしや」

エースの衝突 開始から3分30秒経過し、スコアは誠凛11-洛山5。 実渕玲央のスリーポイントによ

記事を読む

no image

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第214Q 「楽しみだ!」

全中出場決定 キセキの世代は、過去最強の帝光中学と噂され、全中地区予選初戦を快勝。そして、危なげな

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第263Q 「赤司を止めてくれぇ!!」

人間観察 黒子はこれまで、対戦する相手のDVDを何度も擦り切れるほど見て、人間観察を続けてきた。

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第274Q 「試合終了(タイムアップ)」

ラストリバウンド 最後の望みをかけて、日向はわざとフリースローを外した。 木吉がリバウンドを取る

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第258Q 「もう止めねーよ」

決戦前夜 ウインターカップ決勝の前夜、日向と木吉は練習の帰り道を歩いていた。 木吉は、かつて

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

黒子のバスケストーリーダイジェスト 最終回(275Q) 「何度でも」

何度でも 黒子のパスから、アリウープを決めた火神。 最

第274Q 「バスケットに懸けてきた人生の、価値を証明せよ!!これが正真正銘のラストプレー。」

第274Q 「試合終了(タイムアップ)」 第274Q

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第274Q 「試合終了(タイムアップ)」

ラストリバウンド 最後の望みをかけて、日向はわざとフリースローを外し

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第273Q 「これが最後のプレイだ」

最後の反撃 伊月のイーグルスピアでスティールに成功した誠凛。

第273Q 「瞬き禁止。」

第273Q 「これが最後のプレイだ」 第273Q「こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑