ストーリーダイジェスト

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第252Q 「ラクダが言いました」

縮まらない点差

黒子の復活で、誠凛は洛山DFのスキをつく攻撃を繰り出せるようになった。
しかし洛山高校の攻撃を止める術はまだ無かった。

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黛を囮にした赤司のパス回しに反応出来ない火神。
そして、木吉は根武谷の1on1を止めることは出来ていなかった。

誠凛は点差を拡げられることは無くなったが、差は縮まらない。

黒子の復活により、誠凛のオフェンス力は驚異的にアップした。
そして火神のゾーン突入による超広域ディフェンスは、赤司を一時的に止めることにつながった。
しかし、ゾーンは体力の消耗が激しい。そのうち限界が訪れる。

洛山高校は、実渕、葉山、根武谷の確実に勝てるポイントで点を取りに来ていた。
すなわち、ここを止めない限り誠凛が追いつく術は無い。

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非情

黛は、囮としてコートに立っているだけだった。
目からは生気が消えていた。

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黛の役割は、ただ火神の視界に入る位置に立っているだけ。
赤司からパスが回ってくることも無い。

黛は、かろうじて残っている選手としての義務感だけで無感情に体を動かしていた。
会場も、誠凛も、黒子も、赤司の非情なやり方になんとも言えない気持ちだった。

伊月俊

洛山と誠凛の点差に変化は無かった。
誠凛が点をとっても、すぐに洛山が返してくるからだ。

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洛山の攻撃は無冠の五将の三人による1on1。
ここを止めない限り、差は縮まらない。

伊月と葉山の1on1。
伊月は、葉山に疑問を投げかけた。

「一ついいかな?黛のことどう思ってる?」

葉山は質問の意図がつかめないまま聞き返す。

「どうって・・・別になんも?勝つための有効利用でしょ。え?何かダメ?」

「別に文句なんてないよ。ただ・・負けたくもないな」

伊月は静かに返答した。

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葉山は4本のライトニングドリブルで伊月を抜き去ろうとする!
しかし伊月は葉山のドリブルを止めた!

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驚きを見せる洛山メンバーと会場。
何よりも驚いたのは、伊月を舐めてかかっていた葉山だった。

『どうなってる・・4本でも抜けない!?こいつの特技はイーグルアイ・・・。オレの全体の動きをみるから翻弄されにくいのか!?』

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ラクダが言いました

伊月は、この試合中に無冠の五将と渡りあえる程の実力を身につけようとしていた。
それは、怪物赤司を相手にしていたからでもあった。

伊月は唐突につぶやいた。

「ラクダが言いました。赤司に比べりゃよっぽど楽だ。ってね」

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一瞬何を言っているのか理解出来なかった葉山だったが、笑いと共に表情を変える。

「いっやーまじゴメン。ハッキリ言ってナメてたよ。実はヤバイねアンタ意外にっ。・・・・・おっけー。いくわ。5本」

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