ストーリーダイジェスト

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第218Q 「せめて今だけでも」

逆転

青峰は監督の言葉を受けて、復活を見せた。
4ファウルでありながら、試合に出場する。

そして、ついに黒子が決勝の舞台に立った。

黒子の投入でこれまでと全くリズムの変わる帝光に、鎌田西はついていくことが出来ず、帝光はついに逆転するのだった。

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緑間は黒子に、調子が戻ったようだが、青峰と何かあったのか?と尋ねた。

「いいえ、けど、ウジウジ悩むのは後にします。まずはこの試合に勝って終わってから考えます」

と緑間に答えた。

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鎌田西は黒子のリズムに全くついていくことが出来ずにいた。

「せめて1対1に持ち込めれば」

と青峰に対する選手が言った。

その言葉を聞いて青峰は

「・・へぇ、1対1・・ね。いいぜやってみな」

と自ら1対1に持ち込んだ。

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二連覇

桃井は、試合開始からここまでにこの双子のことを調べていた。
そして、それが合気道によるものである、ということを結論付けていた。

それを聞いた監督の白金は、逆に1対1でいけ、と指示を出したのだった。

白金はその理由を選手に説明する。
あの二人がバスケを始めたのは中学からであり、バスケについては中級者である。
合気道が呼吸を合わせるものならば、バスケットはそれを外す競技だ。

だから、フェイクを最低3回以上入れ、入念にすりつぶせ。

「何より、やられっぱなしはシャクだろう?」

白金の言葉通り、複数のフェイクを入れ、1対1で圧倒する青峰。

「オレに勝てんのはオレだけだ」

と青峰は言い放った。

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第3クォーターを終了し、帝光53-鎌田西39 と帝光がその力を見せた。
残すは第4クォーター。鎌田西はせめてエースである青峰を退場させることができれば精神的ダメージを与えられると踏んでいた。

しかし、白金はここで青峰を黄瀬に交代させ、最後の8分に全力を尽くす。

そして試合は帝光81-鎌田西51で幕を閉じた。
帝光は全中二連覇を達成したのだった。

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せめて今だけでも

コートで喜ぶ選手を眺める青峰。
どうやって接すればいいかわからずにいたが、虹村が声をかけた。

「お前のおかげで優勝できたんだ。もっとよろこんでいいんだぞ。行けよ。せめて今だけでも素直になってもいいじゃねーか」

そして青峰は他の選手と喜びを分かち合った。

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その後夏休みが明け、虹村ら三年は引退した。
悔いの無い表情で彼らは体育館に別れを告げた。

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狂いだす歯車

監督の白金と、コーチの真田は、今後について話していた。
虹村達は引退してしまったが、現二年生がいれば三連覇も十分可能ではないか、と真田は白金に話した。

しかし白金は今後のチームに対して憂いを感じていた。

「どうかな、彼らの力は大き過ぎる。チームをまとめるにはむしろ私達がフォローをしていかねば・・」

それなら、監督がいるのだから大丈夫でしょう、と真田が言った直後のことだった。

白金は、椅子から落ち、そのまま倒れてしまうのだった。

ここまでは歯車の一つにヒビが入っても噛み合っていた帝光。
しかし、ここから歯車は狂っていくのだった。

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