ストーリーダイジェスト

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第239Q 「気に入った」

類似点と相違点

黒子テツヤと黛千尋には類似点があった。

存在感が希薄であること。
それを本人が気にしていなかったこと。

そして相違点は、洛山高校に入学したことである。

黛千尋は黒子テツヤよりも身体能力に恵まれていた。
それでも、強豪洛山高校では埋没する程度であった。

黛千尋が2年になった時、無冠の五将である、根武谷、実渕、葉山が入部。
そして3年になった時、キセキの世代の赤司征十郎が入部。

当然のごとく全員に追い抜かれ、同世代の部員は、練習のキツさと才能に限界を感じ大半は退部していた。

黛千尋もまた、同様の理由で退部届に署名していた。
これも、黒子テツヤとの相違点である。

しかし、黛千尋と黒子テツヤには大きな類似点があった。

それは、赤司征十郎に出会ったことである。

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確信

赤司征十郎は、読書中の黛千尋に話しかけた。

「黛さんですか?どうも」

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黛は馴れ馴れしく話しかけてくる赤司に対して冷たくあしらった。

「やけになれなれしいな、どうもじゃなくて初めましてだろ」

「?つい先日まで同じバスケ部だったでしょう」

赤司は黛の言葉を不思議に思いながら言葉を返した。
黛は自分の事を覚えるやつはあまりいないのに珍しいな、と赤司に言った。

赤司は、知り合いに黛に似ている人がいるから覚えることも出来たのだと返事をした。

赤司と黛はいくつか言葉を交わした。
そして赤司は、黛が黒子によく似ていることを確信した。

気に入った

そして赤司は黛に言った。

「黛千尋。あなたに、新しい幻のシックスマンになってほしい」

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黛は驚きの表情を浮かべた。
噂では聞いたことがあったが、幻のシックスマンが実在しているかどうかも疑問だったのだ。

そして、いま自分がその幻のシックスマンにならないか、と誘われている。

しかし、黛は赤司に対して冷たく言った。

「断る。オレは、自分が大好きなんだ」

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黛は、幻のシックスマンがパスに特化した選手であることは噂で知っていた。
しかし、パスだけに特化して試合にでてもつまらないし、そこまでして試合に出たいとも考えていなかった。

そしてこう続けた。

「自分が気持ちよくなけりゃ、バスケなんてやるイミはない」

その言葉を聞いて、赤司は不敵に笑った。

「なおさら気に入った。お前ならテツヤを超える幻の選手になれる」

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打つ手無し

試合は、その能力を明らかにした黛の活躍で洛山高校がジリジリと点差を拡げていた。

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誠凛にとっては悪夢のようだった。
これまで自分たちを救ってきた変幻自在のパスが、まさかこの様な形で牙を剥くとは思ってもいなかった。

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黛はチームメイトに対しては冷めた気持ちだった。

『別にお前ら為にやってるわけじゃない。パスも通ればオレが気持ちがいい。』

誠凛はとにかく一本を返そうと必死だった。
しかし、黛への対応策が思いつかずにいた。

有効な対策が思いつかず、パスカットから反撃に出られてしまう。
相手は強豪洛山高校。一瞬のスキも見逃さない。

洛山高校の反撃。
黛にパスが飛び、またも変幻自在のパスが飛び出すかと思われた。

しかし水戸部がパスコースを逆算し、コースを塞いだ。

それを見た黛は、ボールをキャッチ。すぐさまシュートに切り替えた。

「ならパスはやめた。シュートにしよう」

黛のシュートはゴールへと吸い込まれる。

黒子とは違い、パス以外のスキルも苦手ではない黛。
黒子を黛のマークにつければ、ミスディレクションは防げるが、1対1では勝ち目がない。
誠凛ベンチは打つ手を失っていた。

黒子は黛をじっと見ていた。目を離すことなく観察を続けていた。

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選手交代

誠凛21-洛山28。点差は7点差。
何か手を打たなければ、離される一方の誠凛。
ここで、選手交代が告げられた。

水戸部と交代で入ったのは、一年生の降旗だった。
伊月が黛をマークし、赤司のマークには降旗がつくのだった。

青峰はそのサマを見て言った。

「ライオンの前にチワワがいるようにしか見えねーが・・・」

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