灰崎の退部
黒子が説得を試みたものの、灰崎は退部をすることになった。
黒子は練習中チームメンバーに報告をするが、青峰や緑間は、仕方ないと言う。
「少し冷たくないですか?」
と黒子。
「ウチは仲良しクラブじゃ無い、お互いチームメイトであり、競争相手でもある。お前もその中の一人を押しのけている。人の心配をしている暇があったら走れ」
と虹村は諭す。
白金監督
練習中のミーティング。
全中2ヶ月前のため、今日から指揮は監督が取る、とコーチから伝えられる。
ざわつく一軍選手、しかし黒子は初対面となる。
「あの、どんな方なんですか?」
「そうだな、じゃあ、挨拶しておかねばな。監督の白金構造だ。よろしくな黒子君」
と黒子の肩を叩く。
「え?なぜ僕の名前を?」
選手の名前は、いつも練習を見ているから全員覚えている、と白金。
練習にはよく来ていたが、選手の素の部分をみたいとかで、いつも何も言わないことが多い。と赤司は語る。
「思ったよりやさしそうな方ですね」
と話す黒子に、全員がそれを否定する。
「コーチの練習メニューがお子様ランチに思えるほど、厳しい練習になる」
と青峰。
そして監督から全員にある決定事項が伝えられる。
主将交代
「今日で虹村から赤司征十郎にキャプテンを交代する。」
三年生の気持ちはわからんでも無いが、我が部の理念の通り、勝つための決定である、認めろ、と白金は厳として伝える。
部活の帰り道、キャプテン交代について話すキセキメンバー。
「まだ二年生なのに大丈夫なのでしょうか?」
と黒子。
「おそらく心配ないのだよ。赤司は日本有数の財閥の御曹司で、ありとあらゆる英才教育と帝王学を学んでいる」
と緑間は話す。
驚く面々。
虹村と同じかそれ以上にチームをまとめることが出来るだろう、と緑間は続ける。
チームメイト
練習風景を見る白金。
「個々の能力は高いが、まだ噛み合ってない感じだな」
特に、紫原と緑間は噛み合わず、仲の悪さが顕著であった。
それをみた黒子が紫原と緑間に対して言う
「練習後、僕と勝負しましょう。今の二人なら僕でも勝てます。」
練習後、3on3の勝負が始まる。
赤司、緑間、紫原 VS 黒子、黄瀬、青峰
チームワークを見せつけて勝てばわかってくれる、と黒子。
勝負はその思惑通り、黒子チーム優勢で進む。
わかっていても、なかなかチームプレイが出来ない、緑間と紫原。
すると、ささいなことから黄瀬と青峰が喧嘩を始める。
その様子を見て、ばからしくなった、と紫原と緑間。
赤司は、どうやら解決したようです、と虹村に話す。
負ける気がしねぇ
翌日、青峰、緑間、黄瀬は二軍の試合に同伴していた。
その試合で青峰は一人50点を取得する活躍を見せる。
驚愕の表情を見せる、黄瀬、緑間、そして桃井。
青峰は
「もしかして一番絶好調なのはオレじゃねーの?」
と考える。
『ははっ 負ける気がしねぇー』
青峰の能力が覚醒しはじめていた。