ストーリーダイジェスト

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第238Q 「そっくりじゃねぇか」

誠凛の思惑

同点で第1Qを終えた誠凛。
戦力的にはきつかったが、黒子を出し続けたことで得るものもあった。
第2Qでは黒子を温存し、その間に対策を練ることにした。

勝つためには黒子の力が必要だと励ます火神。

「全く使い物にならねーお前がいても大丈夫だったんだ。こっちのことは心配すんな!」

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黒子は復活を誓う。

「絶対もう一度コートに戻ります。勝つために・・・!」

黒子の代わりに入る水戸部なら、洛山の5番黛を相手に出来る。
誠凛のベンチは第2Qも勝算はあると踏んでいた。

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王者洛山の戦い方

一方洛山ベンチ。
監督の白金は選手に指示を出す。

「想定を超えるほどではない。様子見はここまでだ。第2Qはプラン通りで問題ない」

それを受けて赤司が言った。

「誠凛の力はもう十分把握した。ここから先は蹂躙するまでだ。点をとってもらうぞ。ボールを回す。」

秀徳戦ではホークアイの使い手がいたため使うことはなかったが、それほど視野の広くないイーグルアイならば、使えるルートがあるという。

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そして第2Qが始まった。
水戸部は洛山の5番、黛にピッタリとDFでくらいついていた。

観客は洛山高校の5番について、たいしたことが無いと評価を下していた。
その様子を見ていた青峰は、桃井に聞いた。

「おいさつき、洛山の5番ってどんなやつだ」

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桃井によれば、オフェンス力、ディフェンス力ともに、Cランク。
レギュラーとして試合に出るようになったのは、3年。
赤司が入学してしばらくしてからだと言う。

しかもそれまでベンチはおろか、一軍にも入れていない。

それを聞いた青峰は言った。

「・・・はあ?なんだそりゃ。そっくりじゃねぇか、どっかの誰かとよ」

明かされる能力

コート上では異変が起きていた。

赤司が根武谷に出したパスは明らかにパスミス。
木吉のマークが外れておらず、カットできるコースだった。

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しかしその時。

水戸部の目の前から黛が消え、パスコースを変えた!
ボールは実渕に渡り、スリーポイントシュートを許してしまったのだった。

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ざわつく誠凛ベンチ。
今のは・・・ミスディレクション!?
まさか・・黒子と同じ!?

赤司は静かに言った。

「同じ・・・?少し違うな。基本性能はすべて一回り高く。パス以外のスキルも苦手がない。いわば、テツヤは旧型。黛千尋は新型の幻の6人目(シックスマン)だ」

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