ストーリーダイジェスト

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第221Q 「テツヤ」

反抗

「オレより弱い人の言うことは聞くのやだ」

紫原は赤司に向かって言い放った。

突然の言葉に驚くチームメンバー。
桃井が止めに入るが、赤司がそれを押しのけた。

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「聞き捨てならないな紫原」

キャプテンが必ずしも強くある必要はないが、面と向かって歯向かわれた以上、赤司としても許しておくわけにはいかなかった。
赤司が紫原に5本先取の1on1勝負を持ち出す。

「少しお灸を据えてやる」

赤司が睨みつけながら言った。

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その頃監督の真田は、青峰への対応を反省していた。
なぜあの時青峰にあんなことを言ってしまったのか。
なぜ、青峰を信じてやることが出来なかったのか。
後悔の念にさいなまれていた。

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赤司征十郎の覚醒

赤司と紫原の勝負は、紫原4-赤司0 で紫原が圧倒していた。
あと一本紫原が決めれば勝負は決してしまう。

緑間は勝負の様子を信じられない気持ちで見ていた。
これまで赤司はあらゆる勝負で勝利してきた。
練習中であっても、そうすべき時以外負けた姿は見たことが無かった。

その赤司が、目の前で負けようとしている。

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紫原は赤司に言った。

「もっと苦戦するかと思ったけど、こんなもん?やっぱ言うこと聞くのはムリかなー」

赤司はその言葉を聞いて自問した。

『オレが・・・負ける?』

赤司にとって負けるということはあり得ないことだった。
どんな相手であろうと、何があろうと赤司征十郎にとっては勝利が全て。

勝者は全てが肯定され、敗者は全てが否定される。

その時、赤司の中の何かが目覚めた。

「すべてに勝つ僕はすべて正しい」

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直後、赤司の目の色が変わった。
紫原が赤司を抜いたと思った瞬間、紫原の手からボールが弾かれるのだった。

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勝利するために

「ちょっ・・今何が起きたんスか!?」

勝負を見ていた黄瀬は何が起きたのか全くわからなかった。
黄瀬だけではない、緑間にもその状況がつかめなかった。
桃井は赤司の変化に気づいていた。今までの赤司ではないことに。

転がったボールを拾いながら、赤司は諭すように紫原に言った。

「少し調子に乗りすぎだぞ敦。あまり僕を怒らせるな」

そして紫原を冷たい目で見下す。

「僕に逆らう奴は親でも殺すぞ」

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勝負は赤司の勝利で終わった。
紫原は明日からも練習に来ることを伝え、その場を立ち去ろうとした。

しかし、赤司は

「好きにするといい、試合に勝ちさえすればな」

ざわつく緑間や黄瀬を尻目に、赤司は続けた。

「試合で勝てば文句はない。僕達にとって、チームプレイは邪魔なものでしか無い」

紫原との1on1で、自分たちのレベルでは力を合わせずにやったほうが効率が良い、ということを見出した赤司。
勝つために選手が最大の力を発揮するにはチームプレイは邪魔だと言うのだ。

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テツヤ

全員が更衣室去り、体育館に一人残る赤司のもとに黒子が戻って来た。

落ち込む黒子の様子をみて、赤司は言った。

「その顔はどうやら、だめだったようだね。」

「・・・・はい」

「ならばもう・・・しょうがないな。青峰のことはもう諦めろ」

黒子は信じられないという表情を浮かべた。
あの時自分を送り出してくれたのは、他でもない赤司だった。
しかし、その赤司が、もう青峰のことを諦めろと言う。

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黒子は目の前の事実を飲み込めない様子で赤司に聞いた。

「キミは誰・・・ですか?」

不敵な笑みを浮かべて赤司は答えた。

「僕は赤司征十郎に決まっているだろう。テツヤ」

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