黒子のバスケをさらに楽しむ為に、バスケのルールを簡単に解説します!あまり難しいことまでは突っ込みませんが、これだけ知っていれば楽しめるはずです!
Q.バスケットボールは何人制?
5人制です。交代は自由に認められていますが、ファールやタイムアウトなど、基本的には時計が止まった時にしか交代出来ません。
Q.得点が3点とか2点とかあってよくわからないんだけど?
3ポイントラインの外からが3点(踏んでるとダメ)、それ以外は2点。フリースローは1点です。
Q.シュートが決まった後に、フリースローがもらえるのはなぜ?
シュート体制に入った時にファウルをされると、フリースローがもらえます。その際シュートが入ると、カウント+1スローとなります。つまり、2点+1スローです。これは「バスケットカウントワンスロー」などと宣言され、非常にカッコいいプレイであり、相手へのダメージも大きいです。スリーポイントラインからのシュートに対しファウルをされた場合は、決まらなければフリースロー3本で、決まった場合は3ポイント+1スローがもらえます
Q.クォーター(ピリオド)って何?
バスケットは・第1Q(クォーター)10分・インターバル2分、第2Q-10分・ハーフタイム(10分or15分)、第3Q-10分・インターバル2分、第4Q-10分。という時間構成です。クォーターのことをピリオドとも言います。スラムダンクの頃は前後半20分ずつでした。ルール改訂で変わりました。
Q.ポイントガードとかセンターって何?
ポジションのことです。バスケットボールは動きがめまぐるしく、絶対的にそのポジションだけをやる、というものではありませんが、決まったポジションがあります。
PG(ポイントガード)
司令塔です。攻撃の起点となり、ボールを運んで指示を出したりするので、全体を把握する能力が必要です。木吉がポイントガードのポジションをこなす場面がありますが、やろうと思っていきなり出来るものでは無いです。例:赤司征十郎(キセキ),伊月俊(誠凛)
SG(シューティングガード)
長距離シュートやドライブ(ゴールに向かっての切り込み)で得点を稼ぐ。ポイントガードの補助をしたり、スモールフォワードの様に得点をとったりするマルチプレーヤー。例:緑間真太郎(キセキ),日向順平(誠凛)
SF(スモールフォワード)
スリーポイントシューターもいれば、インサイドが得意なプレーヤーもいます。点取り屋であり、センターへのパスのつなぎ役であり、ガードのサポートでもある。SG同様のマルチプレーヤーであり柔軟なプレイが求められる。例:黄瀬涼太(キセキ),黒子テツヤ(誠凛)
PF(パワーフォワード)
→フォワードの動きもしながら、インサイドでのリバウンドやゴール付近でのシュートを得意とする。相手に大きいプレーヤーがいれば、そのプレーヤーのディフェンス対応もする。例:青峰大輝(キセキ),火神大我(誠凛)
C(センター)
→高い身長とパワーが求められる。リバウンド、スクリーン、ゴール下でのプレイがメイン。ディフェンスの要。例:紫原敦(キセキ),木吉鉄平(誠凛)
ただし、フォワードセンターが居たり、PGとSGを兼任するコンボガードがいたり、ガードとフォワードを兼任するガードフォワード(スゥイングマン)が居たりするので、特定のポジションだけではなく、色々なことが出来る方が望ましいです。紫原はセンターに特化してます。黄瀬涼太はオールラウンダーと言えます。
Q.ファウルにはどんな種類があるの?
バスケットボールは基本的には体が接触しないスポーツです。とはいえ、最近ではある程度の接触は許容するようになっています。ですので、相手を押したり、叩いたりするプレイはファウルとなることが多いです。基本的なものだけ下記に挙げました。
プッシング
相手チームのプレイヤーを手や体で無理に押しのけたり押して動かそうとすること。体同士のぶつかり合いはある程度容認されますが、手で押したりするとすぐファウルになります。
ブロッキング
体を使って相手チームのプレイヤーの進行を不当に妨げること。突っ込んでくる相手に手を出して道を防いだりするとこれになります。正面にキチッと入って相手を抑えれば大丈夫。相手がぶつかってきた場合チャージングになる可能性が高いです。
チャージング
ボールの所持の如何に関わらず、無理に進行して相手チームのプレイヤーの胴体に突き当たったり押しのけたりすること。簡単に言うとタックルみたいなプレーです。
ホールディング
相手チームのプレイヤーを押さえて行動の自由を妨げること。手で相手を掴んだり、抱きしめるようなことをしてはダメということです。
イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ
防御側プレイヤーが、相手チームのプレイヤーをたたいたり手を使って相手に触れたり触れ続けたりしてその動きを妨げること。かつては手で叩くファウルは「ハッキング」と呼ばれていました。
テクニカル・ファウル
審判の判定に文句を言ったり、相手を罵ったり、観客に対して愚痴を言ったりするとこれを取られます。帝光中学校編、quter217で、鎌田西の双子と対戦した際、黄瀬が審判の判定に対して抗議をし、テクニカル・ファウルを取られています。選手だけでなく、ベンチメンバーやコーチ、監督もテクニカル・ファウルを取られることがあります。
アンスポーツマンライク・ファウル
故意にファウルをしたり、本来の目的である勝負から関係のないファウルをした場合に取られます。例えば相手の選手を怪我させる目的でファウルをしたり、試合時間をわざを引き伸ばしたりということです。スポーツマンらしくないプレイ(アンスポーツマン)に対するファウルです。悪質なものはディスクオリファイイング・ファイルとなります。昔はインテンショナルファウルと呼んでいました。
ディスクオリファイイング・ファウル
特に悪質なファウルのことです。テクニカル・ファウルやアンスポーツマンライク・ファウルの上位のファウルです。ベンチメンバーや監督、コーチも対象となります。宣告された場合は一発退場です。滅多にありません。相手をわざと蹴飛ばしたりしたらなります。
ちなみに、アンスポーツマンライク・ファウルとディスクオリファイイング・ファウルの場合は、相手にフリースロー&相手ボールのスタートとなります。
Q.退場になるのはどんな時?
一人の選手がファウルを5回すると退場となります。4回ファウルすると積極的なプレイが出来なくなるので、ファウル4回は結構痛いです。ディスクオリファイイングファウルなど、悪質なファウルの場合は一発退場もありえます。また退場は非常に痛手なので、エースが退場したりすると絶大なダメージとなります。
Q.フェイクって何?
フェイントのことです。主に、ドリブルで相手を抜く前の動作に対して使われることが多いです。最もポピュラーなフェイクはシュートを打つ振りをするシュートフェイクです。視線でフェイクを入れたりもするので、黒子のミスディレクションも視線フェイクの一つと言えます。
Q.ダブルクラッチって何?
空中でシュート体勢から相手をかわし、シュートを打つこと。決まるとめちゃくちゃ格好良いです。タイミングをずらしたりすることもあります。一番わかり易いのは、レイアップシュートの振りをして、一度ボールを懐に戻し、もう一度レイアップ(もしくはバックシュート)
Q.リバウンドって何?
シュートが外れたボールを取ること。ゴールに近いポジションを取っていたほうがリバウンドしやすいので、ディフェンス側が有利です。オフェンスリバウンドが強いチームは、シューターが安心してシュートを打てる。リバウンドを制すものはゲームを制す。木吉のバイスクローなどは、リバウンドでかなり有効です。グッドなプレイには「ナイスリバン!」などと言ったりします。
Q.スクリーンアウトってなに?
リバウンド争いはポジション争いです。いかにボールを取りやすい位置を取るか。このポジション争いの際、相手の前にスクリーンの様に陣取るのがスクリーンアウトです。相手の前に体を入れ、前に出させないようにするということです。このスクリーンアウトの最中にもフェイクを入れたりして、結構激しくポジション争いをしたりします。
Q.ポストプレーってなに?
攻撃基点、中継点のポジションを確保してパスや、シュートへと展開するプレー。ゴール近くを、ロー(低い)ポスト、フリースローライン近くをハイ(高い)ポスト、その間をミドル(中間)ポスト、と呼びます。紫原は基本的にポストプレーです。センター同士は試合中、ポストポジションの争いもあったりします。
Q.ディフェンスの種類にはどんなものがあるの?
大きく分けて、マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスに分類出来ます。
マンツーマンディフェンス
マンツーマンディフェンスは、マークを決め、そのプレーヤーをマークする。
これをオールコートでやると、オールコートマンツーマンディフェンスになる。
ゾーンディフェンス
各自が決められた場所(ゾーン)を守る。OF(オフェンス:攻撃)側のプレーヤーが場所を入れ替わっても、DF(ディフェンス:守り)側のプレーヤーは大きくは移動しない。
他に覚えておくと良いディフェンスは?
良く使われるディフェンスとして以下のものがあります。覚えておくと楽しめるかも。
プレスディフェンス
積極的に圧力をかけていくディフェンススタイル。オールコートプレス、ゾーンプレス、などがあります。ディフェンス側としては相手に圧力をかけるように激しいディフェンスをするので非常に疲れますが、オフェンス側はこれをやられると凄く嫌です。特にオールコート(フルコート)プレスは、効果大。ディフェンス側は休む暇が無くなるので、結構辛い。
色々なゾーンディフェンス
2-1-2(ツーワンツー)・2-3(ツースリー)・1-3-1(ワンスリーワン)など、色々な陣形が存在する。ゾーンディフェンスは基本的に3ポイントライン内に配置しますが、オールコートでゾーンプレスをする場合にも使用します。この場合は、1-2-1-1(ワンツーワンワン)などの、大きめの陣形を使用する場合が多いです。ゾーンディフェンスはディフェンス側にとっては割と休めます。
特殊なタイプ:ボックスワン
1人がマンツーマン、残り4名が四角形でのゾーンディフェンス。一人だけ強力なプレーヤーがいたり、キーマンとなるプレーヤーをマンツーマンで抑えたい場合に使います。中は4人で固め、キープレイヤーをマンツーマンで抑えるので、結構強力です。ただし、そのキープレイヤーにディフェンス側が抜かれてしまったり、歯がたたない、という場合は精神的にもダメージが大きいです。
特殊なタイプ:トライアングルツー
ボックスワンの変化形。2人がマンツーマン、残り2名が三角形でゾーンディフェンスをします。ポイントガードと3ポイントシューターだけが強みのチームなどにこれを使うと結構効果的です。
ダブルチーム
一人のプレーヤーに対して、二人のディフェンスがつく。どうしても止めなければならないプレーヤーに対応する場合にこのディフェンスが適用される。当然ながら、オフェンス側は一人余ることになるので、攻めやすくはなるが、ディフェンスはカバーをうまく使ってこのデメリットを解消しようとする。ダブルチームされるプレーヤー=優秀なプレーヤーと言っても良い。