*

黒子のバスケストーリーダイジェスト第222Q 「僕らはもう」

公開日: : 最終更新日:2013/11/06 ストーリーダイジェスト

赤司豹変後・・・

赤司の豹変に対する周囲の反応は思いの外静かなものだった。
一軍部員は、新体制移行直後で彼のことをあまり知らない上、部活以外での学校生活においては彼の態度は変化がなかった。

その変化に気づいたのは「キセキの世代」のメンバーのみで、気づいたところで、何も出来ず困惑するだけだった。

しかし、緑間だけは違った。
これまでに何度も赤司の豹変を垣間見ていた緑間は、赤司の中にもう一人別の赤司がいるのでは?と疑念を抱く。

だが、それを人に打ち明けるようなことは出来なかった。

赤司は監督の真田に呼び出されていた。

「私のいない時に、紫原達に練習に来なくてもいいと言ったらしいな。なぜだ?」

赤司は

「なぜ?監督はあの日、青峰に同様の措置をしていらっしゃいました。同等の力を持つものにあてはまると解釈しました。」

と答える。

「今のチームをムリヤリまとめてもそれは枷でしかない。最善でないなら、捨てるべきです。」

事も無げに赤司は続けた。

その後の帝光は、チームプレイを無視したスタイルで勝利を重ねる。
そしてそれは、いままで以上に強かった。

しかし監督の真田は自問する。
キセキの世代の個の力を生かす為のワンマンの集合体。
だがこれがチームと呼べるのか・・!?

それぞれの思惑

紫原と青峰は練習に参加しない状態が続いていた。
桃井は青峰を練習に誘うが、参加する気は見せない。
桃井は青峰に問う

「赤司君のこと・・どう思う?」

一方、練習に参加している黄瀬は、練習の雰囲気が変わったと、緑間に話していた。

「前から和気あいあいだったわけじゃないけど、殺伐としてる。緑間っちもイラついてるじゃないっすか」

青峰は桃井の問いに答える

「知らねーよ。試合で結果は出てるし、別にバスケを仲良くやらなきゃいけないルールはねー。赤司の言動がどう変わろうと、オレにはカンケーねぇよ。どんな形でも勝てばいいだろ別に・・・」

緑間は黄瀬に答える

「どんな形だろうと、部の方針ならそれに従うまでなのだよ。オレが気に食わんのは、青峰と紫原だ。どんな理由があろうと、練習にこないやつ、人事を尽くさん奴となど、仲良くなど出来んな」

黄瀬は、冷めた目でその答えを聞いていた。
kurokonobasuke-q222-1


僕らはもう

練習後、一人シュート練習をする黒子。
そこへ赤司が現れる。

「珍しいな、シュートの練習など・・。もうお前には必要のない練習だろう?」

黒子は、赤司に問う。

「赤司君はバスケが好きですか?」

その質問に、

「その感情は勝つために必要か?」

と赤司は答える。

赤司が変わってしまったあの日から、バスケ部が変わってしまった。
自分がバスケが好きかどうかわからなくなってきた、と話す黒子。

「またその話か。僕は変わってなどいない。ただ元から僕は二人いてそれが入れかわっただけだ」

驚きを隠せない黒子。

そしてそれは必要なことだったと話す赤司。
自分が変わったからチームが変わったのではなく、
チームが変わったから自分も変わった。

「僕らはもう力を合わせるべきでは無いんだよ」

kurokonobasuke-q222-3

崩れる絆

赤司は、もう外に敵なしのチームにとって、いまの敵は内にある。
大きすぎる力をまとめようとすると、内部から崩壊する危険性がある、と黒子に説明する。

「お前と大輝は光と影だった。だが、光が強くなりすぎたことで合わなくなった。これが光と光ならば火を見るより明らかだ」

練習の帰り道、黄瀬は一人考えていた。

『バスケ部に入る前、俺が全てに冷めていた頃に聞こえていた、風の音が聞こえるようになった』

そこに一本の電話が入る。モデルの仕事の依頼だった。

「今度の土曜日?いやあ、その日は練習があるんで・・・・」

しかし風の音を聞いて黄瀬は答える。

「ちょっと・・・考えさせてもらっていいっスか?」

関連記事

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第248Q 「まだゆずる気はありません」

復活 ついに黒子がコートへと戻る。 しかし、黒子本来の特性は失われたままだった。 その証拠

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第221Q 「テツヤ」

反抗 「オレより弱い人の言うことは聞くのやだ」 紫原は赤司に向かって言い放った。 突然の言

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第236Q 「破られた・・・・!?」

綻び始めた力 試合は第1Q残り4分。 火神のマークは赤司から葉山に戻った。葉山は火神をじっと

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第269Q 「諦めるな!!」

完璧なリズム 『息が苦しい。手足が自分のものじゃないみたいに重い。ちく・・・・しょうっ・・・やべえ

記事を読む

no image

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第214Q 「楽しみだ!」

全中出場決定 キセキの世代は、過去最強の帝光中学と噂され、全中地区予選初戦を快勝。そして、危なげな

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第239Q 「気に入った」

類似点と相違点 黒子テツヤと黛千尋には類似点があった。 存在感が希薄であること。 それを本

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第253Q 「任せてくれ」

葉山の本気 ついに葉山が全開を見せようとしていた。 伊月の実力を認めた葉山は、5本のライトニング

記事を読む

no image

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第217Q 「行こうぜ」

勝利のために 全中二連覇のかかった決勝戦。 主将である赤司を始めとするキセキの世代は、試合を

記事を読む

no image

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第215Q 「がんばりましょう」

全中開幕 黒子の友人である荻原シゲヒロは、全中での黒子との対戦に向けて、熱のこもった練習に励んでい

記事を読む

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第272Q 「すべてを懸けろ!!」

7点差 赤司にスリーポイントを決められてしまい、点差は7点に拡がった。 何が何でも洛山の攻撃を止

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

黒子のバスケストーリーダイジェスト 最終回(275Q) 「何度でも」

何度でも 黒子のパスから、アリウープを決めた火神。 最

第274Q 「バスケットに懸けてきた人生の、価値を証明せよ!!これが正真正銘のラストプレー。」

第274Q 「試合終了(タイムアップ)」 第274Q

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第274Q 「試合終了(タイムアップ)」

ラストリバウンド 最後の望みをかけて、日向はわざとフリースローを外し

黒子のバスケストーリーダイジェスト 第273Q 「これが最後のプレイだ」

最後の反撃 伊月のイーグルスピアでスティールに成功した誠凛。

第273Q 「瞬き禁止。」

第273Q 「これが最後のプレイだ」 第273Q「こ

→もっと見る

PAGE TOP ↑